カウンセリングの3つの効果
「カウンセリングを受けるとどうなるのだろうか、と疑問を持たれるかと思います。
「相談」はしたことがあるけれど、「カウンセリング」は受けたことがない方が、ほとんどです。
ご相談いただく内容は、様々ですが、以下のようなことが起き、悩みが改善されていくといえます。
誰にも備わっている、自己治癒力や成長する力がはたらくためです。
①心がすっきりする(カタルシス効果)
まず、話をよく聴いてもらうと、「ああ、すっきりした」というようなことを言われます。
自分の話だけに集中して、話を聴いてもらうことは、あまりありません。
思いのほか、気持ちがスッキリします。
心に、わだかまりがあると、現実の生活も、考え方や感情もすっきりしない感情を当てはめてしまい、イラついたり、投げやりになったり、事実をそのまま受け入れられず、なんでもネガティブに考えたりします。
自分の悩みや課題と正しく向き合うためにも、心をスッキリとした状態にしておくことが必要です。
②孤独感から解放される(バディ効果)
悩みを持つときは、孤独になりがちです。
カウンセリングの中で、カウンセラーが自分のことに、関心を持って、一緒に真剣に問題の解決をめざそうとしてくれるという事で、孤独感から解放されます。
孤独感が和らげば、日常生活の中で、意欲が出てきます。
自分を傷つけるような感情や、思考が生まれにくくなります。
人間関係を築くのが苦手な方も、人と接することを体感していける場になります。
悩みが強い時の孤独感からの解放だけでなく、長い目で見てもいい影響があります。
③頭の中が整理され、気づきが生まれる(アウェアネス効果)
心の中にある思いを話し始めると、考えが整理されます。
今まで思っていなかったことが、意識されたり、話すことで、迷いが整理されて決断が出来る時があります。
カウンセラーの質問や言葉などによって、自分自身に気がつきます。カウンセラーは、あなたを映す鏡のような役割もするからです。
人は、答えの出ないことで悩むと、脳が負担を感じ、記憶、思考、運動、感情等と関係している神経がダメージを受けてしまいます。悩み過ぎると、人間の持っている機能が低下して、コミュニケーション、仕事、勉強、等の日常生活に影響が出てきます。
カウンセリングで、自分の悩みを言葉にすることは、問題を捉えなおしたり、そこから新しい気づきが生まれたりしてきたりもします。
カウンセリングを通じての変化
カウンセリングを受けていくと、個人差はありますが、心理的にも行動的にも、その人の習慣などの変化が見られます。
変化が必要でない人も、今のままの自分でいいという、自分を受け入れることや自信に繋がってきます。
それが、心の悩みや問題の改善にとても必要なことです。
慌ただしい日常から離れ、自分のことについて、ゆっくりと、しっかりと話す機会を定期的にもつことは、自分をいい方向に持っていくために、必要な大事な時間と言えます。
自分と向き合う機会として、カウンセリングをご利用いただければと思います。