しゃがめない

今では、和式トイレを使わない人が増えているようです。使わないのではなく、使えないという事かもしれません。

先日、ある町の文化交流館のトイレに入ったところ、三つトイレの個室があるのに、一つだけに4人も並んでいました

他は空いているのに、どうして何だろうと思っていたら、洋式がいいという事に思いあたりました。

小学生位の子供さんは、我慢できない様子ですが、洋式が空くのを待っていました。


最近、小学生に水泳を教えている整体のお客さんと、話したことが浮かびます。
「子供がしゃがめない。」
いわゆる、ウンチングスタイルをとらせると、後ろに転んでしまう子が10人に2人はいるという話でした。
昔は、和式トイレで毎日鍛えられていたのにねえ と懐かしい話です。


体の不自由さがあると、洋式のものは便利だと思っていました。
しかし、日本人の暮らしぶりがあまりに変わると、その中で鍛えられてきた体の機能や心の育ち方も失われていくようです。

座ることによって、背筋を伸ばし、姿勢をよくして、腰をしっかり保つ。
体の要は腰といわれるように、それがくにゃくにゃしていると、心もしっかりしなくなる。
中心の力のようなもの。

古ければいいというわけでもないが、日本人の文化も、理に合っていたなあと思います。